自律が集まるコミュニティ

自律に対する他律

前回の記事で「自律」という言葉に触れました。

自律とは自分を自分なりのルールで律することです。

中々理解するのが難しいことですが、私は「自分で決めたルールに従い自分で考えて行動すること」だと理解しています。

そして、この自律の対義語が「他律」です。

この他律が私の理解における自律の反対の意味であるなら「他に決められたルールに縛られ、判断を他に委ねて行動すること」ということになります。

今回の記事は、この「自律と他律」と「価値を生む」ということについて、私の理解できていることを中心に考えを述べていきたいと思います。

共感してくださる人がいてくれると嬉しいです。

組織社会に奪われてきたもの

前回の記事でも述べましたが、日本の社会をイメージで表すと、人の個性や人格や考えを小さな四角い箱に押し込んで、大きな四角い箱に綺麗に並べて詰め込んでいくようなイメージです。

この大きな四角い箱が「会社」であったり「学校」であったり「地域コミュニティ」であったりします。

それは組織という名の管理する者にとって都合の良いものです。

他律における「他に決められたルール」とは個性や人格を詰め込む小さな四角い箱に貼られたラベルです。

貼られているラベルには「当たり前」とか「常識」とかとよく似た言葉が書いてあります。

この小さな箱に入りきらない大きな球の形をした個性や人格は、箱に押し込まれるときにこのラベルにそぐわない部分をそぎ落とされ、詰め込まれていきます。

そして、このそぎ落とされた部分にこそ、自分で判断し自分なりのルールを考える、自律に必要な能力が含まれています。

このように私たちは従来の組織社会によって自律に必要な能力を失ってきたと言ってもよいでしょう。

そうは言っても、自律で生きることと比べ、他律で生きることは判断の基準を組織に委ねて、言われるがまま生きていけばよいので効率的なように感じます。

しかし、それはまるでプログラムされた通りに動く機械のようなもの。

昨今、人の多くの仕事は機械やAIに代替されていくという話をよく聞きますが、組織の中で他律で生きている人誰にでも該当してしまう話なのではないかと私は考えています。

創造にこそ価値がある

自律には自分で自分を律するルールを決める必要があると何度も言いました。

法で定められたルールももちろん大切ですが、それとは別に自分なりの善悪や正誤の基準をもって考えていくものが「自分で決めたルール」なのだと思います。

このことを難しく考えずにシンプルに考えていくと、やはり自分で考え自分で判断するということにつながります。

他に左右されない自分の価値観をしっかりと持つために、自分で考えて判断の基準をつくり考えていく生き方が必要であると、これまでに何度も発信してきました。

先にも述べたように、技術の進歩は他律で生きる人の働きの価値を奪い始めています。

では機械やAIに生み出せない、人だけが生み出すことのできる価値とは何でしょうか。

それこそが創造なのだと思います。

クリエイティブな能力は機械には生み出せないものを生み出します。

このクリエイティブな能力を養っていくために必要な行為が、自分の頭で考えることであり、知らないことを知ろうと努力することであり、知っていると思い込んでいることになぜを問いかけることです。

どれも自律で生きることに必要なことと似通っています。

これは食べられるのだろうか?そしてこれは自分で生産することができるのだろうか?これを成功させれば飢えることは無くなるのだろうか?

このようにして、有形無形問わず、価値あるものが生み出されてきたのだと私は考えています。

自律が集まるコミュニティ

小さな箱に押し込まれて、組織という名の大きな四角い箱に並べて詰め込まれていく社会は、静かに終わりを迎えようとしています。

代わりに迎える新しい時代で生き残る集団とは、自律で生きる大小さまざまな大きさの球が集まる器のようなコミュニティなのだと思います。

球と球が入る器には、無駄とも思われる隙間がたくさんできますが、一つでもその球が大きくなれば、それを入れる器も大きくなります。

こうやって自律で生きているクリエイター集団によって、大きくなってきたコミュニティがアメリカのGAFAMをはじめとした現代の成長企業なのだと考えています。

今後、箱に貼ってあるラベルで人を判断し、排他的にそぐわないものを爪弾きにする組織文化はオワコンです。

会社に限らず、学校も名ばかりの地域コミュニティという名の組織も、排他的な組織には当然のように新しいものを生み出す力が欠如しているため、未来が訪れることはありません。

代わりに自律で生きる人が、お互いの多様性を認め合い個性を尊重しながら能力を高めあえるコミュニティが成長していきます。

静かにゆっくりと動いているように見える時代は、実際はものすごいスピードで変化しています。

まだ大丈夫と高を括って、終わっていく方が良いのか、それとも新しいコミュニティの在り方を求めて行動するのか、選ぶのは私たち自身です。

まずは手始めに「自分が何も知らないということを知る」ことから始めてみると良いかもしれません。

知らないことを知ろうという意欲が沸きおこり、自分の頭で考えることができるようになることでしょう。

イナバ商運株式会社の目指す姿

今回、二回の記事更新で自律と生きていきやすいコミュニティについて情報発信をしました。

こうした発信の一つの目的は、私たちがイナバ商運株式会社の事業を営む目的である、目指すべきやさしい未来の形をはっきりとさせておきたかったということです。

そして、イナバ商運株式会社は自律で働くことができるコミュニティのような企業を目指すと宣誓します。

経営者が働く人たちのプラットフォームになり、一つ一つの球がどれだけ大きくなっても受け入れる器を準備できる。

そんな本当の意味で働き甲斐のある企業にしていきたいと考えています。

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