社会が目指す方向

人にやさしく

皆さんは車間距離についてどう思われますか?

鳥取という車がないと移動が不便なところに住んでいますが、車を運転しているとバックミラーにナンバープレートがうつらないような位置までベタ付けして来られることが日常茶飯事です。

急いでいるのか、どうなのか知ったこっちゃないですが、明らかに悪意を感じることもあります。

こういうことをされて、いつも思うのが「車を何だとおもっているのか?」ということです。

車は移動手段であって、武器でも攻撃する手段でもありません。

こういうことをしてくるお馬鹿さんは自分の車を後ろからぶつけて何がしたいというのでしょうか?

それとも「オラ~ぶつけるぞ~!」と脅したいのでしょうか?

どちらにせよ、人の命を脅かし奪おうとするような真似をしたり、怪我をさせようとすることでお馬鹿さんたちの一体何が満たされるのか?

私にはわかりません。

力づくでは埋まらない格差

はっきり言います。

私は腕っぷしですべてのことが解決できると思っている人は頭がおかしいと思っています。

腕っぷしで何でも解決できると思う人がいるのは、幼いころに見たテレビのヒーローたちにそういう先入観を植え付けられたまま大人になったからだと私は思っています。

しかし、テレビで見る「仮面ラ〇ダー」も「戦隊もの」も「ドラゴ〇ボール」も「〇ンピース」も、架空の世界の話でエンターテイメントです。

もちろん近年流行った「今〇から俺は」やちょっと古いですが「ご〇せん」みたいなドラマも架空の話です。

子どもがあこがれるのはいいでしょうが、大人がいつまでもあこがれてはいけません。

どんなに頑張って筋トレしても、腕を一振りしただけで何人も吹っ飛ばすことは無理だし、手を構えただけで青白い光が出てビルを破壊することもできません。

まして何十人もいる強面の悪者に囲まれた状況で、たった一人で全員を倒すことも無理です。

そんなものに憧れて、強くなった腕っぷしで言うことを聞かせたいのは誰なんでしょう?

私はそんな野蛮な世界に生きるのは御免です。

そして、話をもとに戻しますが、車で車間距離を詰めて前の車のドライバーの命を脅かす人たち。

こういう人たちの中にはいい歳をしたオジサンだけでなく、オバサンもいるから驚きです。

本当にぶつけられるのは勘弁なのでさっさとよけて道を譲りますが、その後もどこかで誰かの命を脅かすと思うとそんな危険生物はいなくなれば良いのにと思わずにはいられません。

そのような、腕っぷしで何とかなると思っている人の思考も、車間距離を詰めて走る運転手の思考も、実は同じなんだと私は思っています。

格差社会とか言われていますが、彼らが暴力でねじ伏せたい相手は太刀打ちできない社会構造そのものです。

普通にしているだけでは自分たちの力で埋めようのない格差を、暴力によって「勝った」という勝利感を得ることで上手くいかない日常の空虚感を満たすしかないのでしょう。

しかし、実際に人に怪我をさせてしまったり、車でぶつかってしまったりすると、確実に警察のご厄介にならざるをえません。

しかも収入は一銭たりとも増えないばかりか、下手をすると減ります。

ますます格差は開くばかりです。

こういうことが冷静に分からない人が実際に多くいることが今の社会の問題です。

やさしい社会は必ずできる

ずいぶん前にSDGsという言葉を知りました。

持続可能な開発目標という意味で、17の目標があり、各17の目標にそれぞれターゲットが存在し、そのターゲットの数は169にもなります。

私たちの会社でもこの取り組みに加わりたいと考えていますが、実は私も偉そうに言えないところがあり、頭にきたらやり返したいと思う気持ちが爆発しそうになりますし、おかしいと思うことに強い語気で言い返すこともあり、力で解決しようとする人間と何も変わらない一面を持っています。

しかし以前、誰かを力でねじ伏せたり、強く言いくるめたりしたところで何も変わらないことを知る出来事に出会いました。

サッカーのコーチを始めたばかりの10年前の出来事です。

コーチ就任当初、思うように上手くならない子どもたちに厳しい口調で怒るように指導することしかでなかった私に、当時60を控えた初老のサッカーコーチが言ってくれた言葉です。

「大人のあなたが社会で上手くいっていないからといって、その敵討ちをクラブの子どもにさせてはいけない。コーチというのは社会で頑張って上手くいっている大人が余裕をもってするものだ。だから子どもたちが伸びようとする力を信じて見守れるような人間をまずはあなたが目指しなさい。」

その言葉を聞いてからの私は、まず自分の人生を成功させる努力をすることから始めました。

そうすることで、目の前にいる子どもたちもできるようになりたいと思うことに対しまっすぐ努力していることが分かるようになりましたし、上手くいかない子は自分の身の回りのことが楽しめていないからだ、ということに気付けるようになりました。

あれから10年の歳月が経ちましたが、私は今でも自分の人生を少しでも成功へ近づけようとする行動ができているおかげで、力でねじ伏せたいと思うような怒りの感情を冷静にコントロールできるようになりました。

上手くいかないときは、自分の人生を成功へ導く努力をすれば良い。

努力がいずれ実を結ぶと信じれば、上手くいかないことを他人に八つ当たりしなくても大丈夫。

きっとうまくいきます。

私はSDGsの活動とはこういう心もちがなければ、始めることも続けることも難しいのではないかと考えています。

「何をこの偽善者が」と思われるようなことばかり書いてきましたが、真剣にこのように取り組んでいかなければ私たちに明日はありません。

力でねじ伏せようとする姿勢はいつか争いを生みます。

争いを起こさず、便利で、豊かで、やさしい社会を生み出す努力は、信頼を信用に変え、結果としてお金という富と交換できると考えています。

そうやって生きていけるようになれれば良いのにと思うのと同時に世界がそのように変わっていくことを心から願います。

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