ウィズ・ユー琴浦におきた奇跡

能く集め、能く散ぜよ

昨日、ウィズ・ユー琴浦の職員がインスタにのせた投稿を見て嬉しくなりました。

当施設でおこなっている体験型プログラム ウィズエコノミー。

実社会をイメージし、施設内でつかうおもちゃのお金「ウィズ」をつかってエコノミーを体験するものですが、そこで起きた奇跡のような話です。

一人の子どもが「たくさんウィズが増えたから募金ってできないですか?」と言ってきたそうです。

自発的な学びを大切に

ウィズエコノミーは12月末から始めた取り組みで、まだ初めてひと月なのですが、すでに事業体験をしている子もいます。

このプログラムでは子どもたちの提案や発案を大切にしています。

当初からの計画で、スタートは消費体験から始めることにしていました。

ウィズ・ユー琴浦に来て過ごす子どもたちの必要材を消費対象にすることで、「ウィズ」を消費しなければならないような状況をつくろうと考え、「楽しむ」ということに「消費」を行う世界を創ることにしました。

それが遊び満点のテーマパークという世界観です。

その中で「ウィズ」は稼げるよ、というアドバイスだけを渡して次のフェーズに進めようと考えていたのですが、ウィズエコノミーを始めてすぐに高学年の男子から「ウィズを稼ぐってアリですか?」との質問がありました。

12月に施設に顔を出したとき、「俺、100万ウィズゲットする!」とか言っているのが聞こえたこともあるので、これは自然な流れだったのかもしれませんが、こうやって自発的に提案がでてきたことを本当にすごいと思いました。

こうして各々がアトラクションを運営して「ウィズ」を稼ぐことを始めました。

最初は、過ごす時間が長い長期休暇限定の映画館運営。

ボロボロになった段ボールハウスをリフォーム工事してみんなに貸し出す賃貸業のようなものや、タブレットの使用権を一月買い取って行うゲームコーナーのようなもの。

こんな風に子どもたちの柔らかい頭から、ウィズを稼ぐ事業のアイデアが出てきています。

職員は、子どもたちが夢中になれる仕組みはつくりますが、ウィズエコノミーの世界をできる限り主導しないようにしています。

実社会に似せたルールをつくり、エコノミー(経済)に対する子どもたちの自発的な学びを大切にしているからです。

お金の格言

さて、話は変わりますが、お金の格言の中に「能く集め、能く散ぜよ」という言葉があるそうです。

News Picksの記事で知ったのですが、次の一万円札の渋沢栄一さんが残した格言です。

「よく集めて、よく使おう」という意味なのですが、これはお金を回してよい経済圏を創っていこうという言葉なのだそうです。

この記事にはお金の使い方が4つ示されていました。

①使う ②貯める ③寄付する ④投資する

そして①使うと②貯めるはme(私)で、③寄付すると④投資するはwe(私たち)の使い方だとありました。

実はウィズエコノミーもお金を通してmeとweを学んでもらうことが目的でした。

お金を消費したり稼いだりすることは、これまでの日本社会のせいというのか、メディアのせいといえばよいのか分かりませんが、「守銭奴」というような言葉を生み出しながら、あまり良くないイメージのものとして捉えられてきました。

しかし、私が読んだ記事にもありましたが、お金は「ありがとう」という感謝とともに社会をめぐって社会を幸せにします。

なぜならば、お金は信用を与えられて価値を保ち、信用や信頼や感謝と等価交換されるものだからです。

ウィズエコノミーは、お金が創り出すエコノミーを子どもたちが過ごす場所に一つの世界として創り上げたら、お金(ウィズ)を通して「ありがとう」や「人の気持ちを察すること」や「we(私たち)みんなで幸せになること」を学んでくれるのではないか、という思いからできました。

このウィズエコノミーにおいて、始めてまだ一月たらずのこのタイミングで、「募金できますか?」という言葉が出てきたことに本当に驚いたのとともに感動を覚えました。

ウチの職員が「どうして?」と聞いたところ、「ウィズがあまり貯まらなくて、たくさん遊べない子たちに使ってもらってほしい」とのこと。

この子の「やさしさ」からくる思いはお金「ウィズ」に宿ってウィズエコノミーをめぐります。

夢中になって事業を始めようとする子たちにその「やさしさ」は巡り、みんなが楽しめるアトラクションを思いつき、そこで消費されていくウィズはウィズ・ユー琴浦をよりたのしいテーマパークへと進化させます。

meの使い方ももちろん大事です。

使ってくれたり、貯めて目的を果たそうとしてくれる人がいなければ、「ありがとう」も「やさしさ」もエコノミーを巡りません。

meとwe、それぞれの使い方があってエコノミーは幸せなエコノミーへと進化を続けていきます。

渋沢栄一氏が残した言葉「良く集め、能く散ぜよ」はウィズエコノミーにも存在しました。

これからも子どもたちが創っていくウィズエコノミーにどんな進化があるのか楽しみです。

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