ダイバーシティ

障がい福祉の事業に携わりながら、私にはどうしても分からないことがあります。

「どうして障がいを持つ人たちに対して上から目線な姿勢の人間が多いのだろう」

ということです。

つい最近の記事で、資本主義について書きました。

資本主義は一人一人が自由である代わりに「そこに住んでいる人たち(社会)をより良くしていく努力と責任」が課せられています。

しかし世の中の多くの思念は「障がい者は支えられる側の人でしかない」と言っているようにしか見えないのです。

障がい福祉として見ても、ダイバーシティ(多様性)として見ても、その考え方は抜本的な解決に向かわないように思います。

あくまで私の考えです。

「あの人たちはこれができないから、やってあげないといけん」

今の社会はいわゆる健常者と呼ばれる人たちが「支えている社会」で障がいのある人もその人たちが生きやすい「社会のしくみ」に順応しなければならないが、できないから「やってあげている」という感じになっているように思います。

でも、障がいがある人でも生きやすい「社会のしくみ」をつくって「障がいを持つ人も誰かの生活を支え社会をより良くすることができる世の中」を目指す方がよっぽど前向きだと思います。

つまり、障がいを持つ人の特性を理解し、その人たちが苦手なことをしなくても、得意なことをして社会をより良くしていける(お金を稼いで生計を立てていける)ような「社会のしくみ」を整備していければいいな、ということです。

私が言っていることは「絵にかいた理想郷」でしかありません。

でも「障がい」なんて言い方をしなくても、得意なこと、苦手なこと、について、平均的な人、その両方がとても大きく離れている人、のように見ることができ、誰もが社会をより良く幸せなものにしようと努力できる世の中になってほしいと思っています。

甘っちょろい理想ですが、誰かがやらなければ実現しないのであれば、私は行動を起こす一人でありたい。

実現できるかできないかではなく、それを目指し始めることがダイバーシティの実現に向けた一歩なのだと思います。